【お湯が出ない】が「ガスはつく」「水は出る」原因と対処法

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お湯が出ない

急にお湯が出なくなって困っていませんか。

ガスコンロは普通に使えるし、水は出るのに、なぜかお湯だけが出ない。こんな状況に直面すると、何が原因なのか、どう対処すればいいのか、本当に焦りますよね。

実は、お湯が出ないがガスはつく、水は出るという状況には、いくつかの典型的な原因があるんです。給湯器の故障や寿命、水抜き栓フィルターの詰まり、凍結、ガスメーターの安全装置の作動など、原因は一つではありません。

私も以前、冬の朝に突然お湯が出なくなって慌てた経験があります。その時は、いくつかのチェックポイントを確認することで、自分で解決できたんですよね。でも、専門業者に依頼すべきケースもあるので、正しい判断が大切です。

この記事では、お湯が出ないがガスはつく、水は出る状況の原因と、具体的な対処法について詳しく解説していきます。まずは落ち着いて、一つずつ確認していきましょう。

この記事でわかること
  • お湯が出ない主な原因を症状別に理解できる
  • 自分でできる基本的なチェック項目と対処法がわかる
  • 修理と交換のどちらを選ぶべきか判断基準がわかる
  • 専門業者に依頼すべきタイミングと注意点がわかる

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目次

「お湯が出ない」がガスはつく、水は出る原因とは

キッチンで蛇口から水が出ることを確認する男性。給湯器のリモコンは正常に見えるが、お湯が出ずに困っている様子。

お湯が出ない状況でも、ガスコンロは使えて水は出るという場合、原因は給湯器周辺に絞られてきます。このセクションでは、考えられる主な原因を詳しく見ていきましょう。原因を正しく特定することが、適切な対処への第一歩になります。給湯器は家庭の快適な生活を支える重要な設備ですから、トラブルの兆候を見逃さず、早めに対応することが大切です。

給湯器の故障や寿命が原因

錆びついた古い給湯器の配管とエラーコードが表示されたリモコン。専門家が点検している様子。

給湯器には設計上の標準使用期間が約10年とされています。これは製造業者が安全上支障なく使用できる標準的な期間として設定しているもので、使用開始から7年以上経過している場合は、経年劣化による故障の可能性が高くなってきます。実際、多くの給湯器メーカーでは10年を目安に点検サービスを推奨しているんですよね。

給湯器の主な劣化症状としては、以下のようなものがあります。お湯の温度が不安定になって、シャワーを浴びているときに急に冷たくなったり熱くなったりする。異音がするようになり、特にゴーッという送風音が大きくなったり、ピーという高音が鳴ったりする。本体から水漏れがあり、給湯器の下に水溜まりができている。点火までに時間がかかるようになり、蛇口を開いてから実際にお湯が出るまでの待ち時間が明らかに長くなる。そして、リモコンにエラーコードが頻繁に表示されるようになります。

特に、熱交換器の劣化や電装基板の故障は、お湯が出ない症状を引き起こす代表的な原因です。熱交換器は、ガスの燃焼熱を水に伝える重要な部品で、内部に細い管が複雑に配置されています。ここが劣化すると、管内にスケール(水垢)が堆積したり、腐食によって穴が開いたりして、効率的にお湯を作れなくなります。熱交換器の劣化は、お湯の温度が上がらない、設定温度に達しない、お湯の量が少なくなるといった症状として現れることが多いです。

電装基板は給湯器の頭脳にあたる部分で、各種センサーからの情報を処理して燃焼を制御しています。水温センサー、水量センサー、炎検知センサー、排気温度センサーなど、多数のセンサーからのデータを統合して、最適な燃焼状態を維持するという高度な制御を行っているんです。基板が故障すると、点火動作そのものが行われなくなったり、燃焼中に突然停止したり、エラーコードを頻発したりします。電装基板の故障は、落雷による過電圧、結露による腐食、経年劣化による電子部品の寿命などが原因で発生します。

使用年数による判断の目安

  • 7年未満:修理で対応することが多い。部品供給も安定しており、修理費用も比較的抑えられる
  • 7〜10年:修理費用次第で交換も検討。複数箇所の劣化が始まる時期なので総合的に判断
  • 10年以上:基本的に交換がおすすめ。部品保有期間の終了や安全性の観点から交換が合理的

給湯器の寿命は使用頻度や設置環境によっても大きく変わってきます。海に近い地域では塩害による腐食が進みやすく、金属部品のサビが早期に進行します。特に屋外設置の給湯器は、潮風に直接さらされるため、内陸部に比べて寿命が2〜3年短くなることも珍しくありません。寒冷地では凍結防止機能の頻繁な作動により劣化が早まったり、凍結による配管破裂のリスクが高まったりします。また、給水の水質が硬水の地域では、カルシウムやマグネシウムの堆積が早く、熱交換器の目詰まりが起こりやすくなります。使用頻度については、大家族で頻繁にお湯を使う家庭と、一人暮らしであまり使わない家庭では、当然ながら劣化の速度が異なります。ただ、意外なことに、長期間使わないことも給湯器にとっては良くありません。定期的に運転させることで内部の錆や固着を防ぐことができるからです。

一部の蛇口だけお湯が出ない場合の原因

温度調整機能付き混合水栓のクローズアップ

もし特定の場所(例:浴室のシャワーだけ、キッチンだけ)でお湯が出ないという場合は、給湯器本体ではなく、その蛇口に問題がある可能性が高いです。これは診断において非常に重要なポイントで、他の場所でお湯が正常に出るなら、給湯器自体は正常に機能していることになります。つまり、問題は給湯器から各蛇口への配管ライン、または蛇口そのものに限定されるわけです。

最も多いのが、混合水栓のサーモスタットカートリッジの故障です。サーモスタットカートリッジは、お湯と水を混ぜて適温にする部品で、これが故障すると以下のような症状が出ます。温度調整ハンドルを動かしても温度が変わらない、水しか出ない、または熱湯しか出ない、水量が極端に少なくなる、といった症状です。

カートリッジ内部には、温度に応じて伸縮するワックスや金属のバルブが入っていて、これが経年劣化や水垢の付着で動かなくなることがあります。サーモスタットカートリッジの仕組みは精密で、温度変化に応じてワックスが膨張・収縮し、それによってバルブの開閉量を自動調整しています。この微妙なバランスが崩れると、設定した温度のお湯が出なくなるんです。特に、水質が硬水の地域では、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が堆積しやすく、カートリッジ内部の可動部分が固着して故障しやすい傾向があります。硬水地域では、一般的に5〜7年程度でカートリッジの交換が必要になることが多いですね。

また、蛇口の給湯側の止水栓が閉まっているというケースもあります。止水栓は通常、洗面台の下や浴室の点検口の中にあります。工事や点検の後に閉めたまま開け忘れていた、という人為的なミスですね。止水栓には、マイナスドライバーで回すタイプと、手で回せるハンドルタイプがあります。特にマイナスドライバータイプは、見た目では開いているか閉まっているかわかりにくいので、実際に回してみて確認する必要があります。右に回すと閉まり、左に回すと開くのが一般的です。

その他、特定の蛇口だけお湯が出ない原因としては、配管の局所的な閉塞、蛇口内部のゴムパッキンの劣化による流量低下、逆止弁の故障、配管内のエアロックなども考えられます。エアロックというのは、配管内に空気が溜まって水の流れを妨げる現象で、特に配管工事の後などに起こりやすいです。この場合、蛇口を全開にして数分間水を流し続けることで、空気が抜けて正常に戻ることがあります。

他の蛇口からお湯が正常に出る場合は、給湯器の故障ではなく水栓の問題です。この場合は、給湯器メーカーではなく、水道設備業者や水栓メーカーに連絡するのが適切です。給湯器メーカーに連絡しても、「それは水栓の問題なので専門外です」と言われて、結局水道業者を呼ぶことになり、二度手間になってしまいます。

すべての蛇口でお湯が出ない場合の原因

家のガスメーターの前で、作業員がガスメーターを点検し、男性がそれを見守っている様子。ガスメーターには赤いランプが点滅し、遮断状態を示唆している。

家中のどの蛇口を開けても水しか出ない場合は、給湯器本体または給湯器への供給ラインに問題があると考えられます。これは給湯システム全体に関わる問題なので、より深刻な状況と言えます。ただし、冷静に原因を特定していけば、自分で解決できるケースも意外と多いんです。

まず確認したいのが、給湯器のリモコンの状態です。リモコンの電源が入っていない、または画面が真っ暗という場合は、給湯器自体が動作していない可能性があります。リモコンは給湯器との通信インターフェースであり、ここに電源が来ていないということは、給湯器本体への電源供給にも問題がある可能性が高いです。まずは運転スイッチを押してみて、画面が点灯するか確認しましょう。

リモコンに何らかのエラーコードが表示されている場合は、そのコードが故障箇所を教えてくれています。エラーコードは給湯器の自己診断機能によって生成される情報で、どのセンサーが異常を検知したか、どの制御系統に問題があるかを数字で表しています。代表的なエラーコードとその意味を理解しておくことは、トラブル対応において非常に役立ちます。

スクロールできます
エラーコード意味主な原因緊急度
111(または11)点火不良ガス供給の問題、点火プラグの故障、湿気による絶縁不良、ガス電磁弁の故障
140(または14)過熱防止装置作動温度ヒューズの断線、熱交換器の閉塞、水量不足、循環系の異常
290(または29)中和器の寿命(エコジョーズ)ドレン配管の凍結または詰まり、中和器の劣化
888(または88)点検時期お知らせ使用開始から約10年経過(故障ではない)
710(または71)電装基板の不良基板の経年劣化、落雷による損傷、結露による腐食

エラーコードは給湯器メーカーによって若干異なるので、取扱説明書やメーカーのウェブサイトで確認することをおすすめします。リンナイ、ノーリツ、パロマ、パーパスなど、主要メーカーは公式サイトでエラーコード一覧を公開しています。エラーコードを検索する際は、「メーカー名 エラーコード 数字」で検索すると、詳細な情報が見つかりやすいです。

また、給湯器本体へのガス栓が閉まっている可能性もチェックしましょう。給湯器近くのガス配管には専用のガス栓があり、これが閉まっているとガスコンロは使えても給湯器だけが使えない状態になります。ガス栓は通常、給湯器の側面や下部にあり、レバー式またはコック式になっています。レバーが配管と平行になっていれば「開」、垂直になっていれば「閉」の状態です。引っ越し直後や、ガス工事の後などは、このガス栓が閉まったままになっていることがあるので、必ず確認してください。

さらに、給湯器の給水元栓が閉まっているケースもあります。給水元栓は給湯器への水の供給を制御する栓で、これが閉まっていると、当然ながら給湯器は水を加熱できません。給水元栓も、工事や点検の際に閉められたまま開け忘れているケースがあります。

水抜き栓フィルターの詰まりが原因

給湯器の下部で水抜き栓フィルターを外し、詰まった錆や異物を確認している男性。驚きと困惑の表情。

意外と見落としがちなのが、水抜き栓フィルター(ストレーナー)の詰まりです。これは給湯器の給水口に設置されているメッシュ状のフィルターで、配管内の異物(錆、砂、工事の際のシールテープの破片、水道管から剥がれた塗装の欠片など)が給湯器内部に入るのを防いでいます。このフィルターは直径数ミリの小さな部品ですが、給湯器の正常な動作において非常に重要な役割を果たしています。

このフィルターが詰まると、給湯器に流れる水の量が減少します。給湯器は一定の水流を検知して初めて点火動作を開始する仕組みなので、フィルターが詰まって水流が弱くなると、点火しないんです。具体的には、毎分2.5〜3.0リットル程度の最低作動水量が必要で、これを下回ると水量センサーが反応せず、燃焼シーケンスが開始されません。このメカニズムは安全装置の一つでもあり、水量が不足した状態で燃焼すると熱交換器が過熱して破損する危険性があるため、意図的にこのような設計になっています。

蛇口からは水が出ているのに給湯器が点火しないという場合、このフィルター詰まりが原因であることがかなり多いです。実際、給湯器メーカーのサービスマンによれば、「お湯が出ない」という出張修理の依頼のうち、2〜3割程度はフィルター清掃で解決するそうです。特に以下のような状況では詰まりやすくなります。

  • 築年数が古い建物(配管内の錆が多く、経年劣化で錆が剥がれやすい)
  • 最近、配管工事を行った(工事の際に配管内部に異物が入りやすい)
  • 長期間給湯器を使用していなかった(配管内の水が停滞し、錆や堆積物が発生)
  • 水道管の工事が近隣で行われた(工事の影響で配管内の錆が剥がれて流れてくる)
  • 井戸水を使用している(砂や土の粒子が混入しやすい)

フィルター清掃の基本手順

水抜き栓フィルターの清掃は、多くの取扱説明書でユーザー自身ができるメンテナンスとして記載されています。定期的な清掃は給湯器の寿命を延ばすことにもつながるので、年に1〜2回程度は実施することをおすすめします。ただし、水道の元栓操作を伴うため、正しい手順を守ることが重要です。手順を間違えると、水が噴き出して周囲が水浸しになったり、最悪の場合はパッキンを紛失して水漏れを起こしたりする可能性があります。

  1. 給湯器への給水元栓を閉める(これを忘れると水が噴き出します。給水元栓は通常、給湯器の下部または側面にあります)
  2. 家の中の給湯栓(お湯側の蛇口)を開けて配管内の圧力を逃がす(これをしないと、水抜き栓が固くて外れにくくなります)
  3. 給湯器本体の給水接続口にある水抜き栓を左に回して取り外す(モンキーレンチやプライヤーを使用することもあります。硬貨で回せるタイプもあります)
  4. 取り外したフィルターを歯ブラシなどで水洗いする(網目に詰まったゴミを丁寧に取り除きます。洗剤は使用しなくても構いません)
  5. パッキン(Oリング)の状態を確認し、劣化していれば交換する(パッキンが硬化していたり、切れていたりする場合は、ホームセンターで同じサイズのものを購入して交換します)
  6. フィルターを元通りに装着し、手で締め付けた後、工具で少し締める(締めすぎるとパッキンが潰れて水漏れの原因になるので注意)
  7. 給湯栓を閉めてから、給水元栓を開けて水漏れがないか確認する(数分間観察して、水滴が出ていないか確認します)

注意事項

水抜き栓を外す際は、内部に溜まっていた水が出てきます。量は少ないですが、タオルや容器を準備しておきましょう。また、パッキンは経年劣化で硬くなったり切れたりすることがあります。パッキンが劣化していると水漏れの原因になるので、状態をよく確認してください。パッキンは消耗品なので、5年以上経過している場合は、清掃のタイミングで新品に交換することをおすすめします。サイズは水抜き栓の径によって異なるので、取り外したパッキンを持参してホームセンターで同じものを購入すると確実です。

フィルター清掃後にお湯が出るようになれば、それが原因だったということです。症状が改善されたら、定期的な清掃を習慣化することで、同じトラブルを予防できます。ただし、頻繁にフィルターが詰まる場合(月に1回以上の清掃が必要になるような場合)は、給水配管自体に問題がある可能性もあるので、水道業者に相談したほうがいいかもしれません。配管内部の錆が激しい場合は、配管の更新を検討する必要があるかもしれません。

凍結による給湯器トラブルの可能性

雪が積もった屋外に設置された凍結した給湯器と配管。ツララがぶら下がり、給湯器の温度計はマイナス5度を表示している。

冬場、特に外気温がマイナス3度以下になると、給湯器や配管の凍結が起こる可能性があります。「水は出るのにお湯が出ない」という症状も、実は凍結が原因のことがあるんです。凍結は寒冷地だけの問題と思われがちですが、実は関東や関西などの比較的温暖な地域でも、年に数回訪れる寒波の際に発生することがあります。特に、普段は凍結しない地域では、給湯器や配管に十分な凍結対策がされていないことも多く、予期せぬトラブルにつながりやすいんです。

通常、配管が完全に凍結すれば水も出なくなるはずですが、部分的な凍結では以下のような状況が起こります。給湯器内部の水量センサー部分だけが凍結して、センサーが正確に作動しない。給湯器の細い配管がシャーベット状に半凍結して、水流が弱くなる。高効率給湯器(エコジョーズ)のドレン配管が凍結する、といった症状です。

特にエコジョーズタイプの給湯器では、燃焼時に発生する凝縮水(ドレン水)を排出する配管があります。エコジョーズは排気熱を回収して効率を高める仕組みで、その過程で水蒸気が凝縮して水になります。この水は酸性度が高いため、専用の中和器を通して排出されますが、この排水配管が細く、屋外に露出していることが多いため、凍結しやすいんです。この配管が凍結すると、エラーコード「290」や「29」が表示されて給湯器が安全停止します。ドレン水が排出できないと、給湯器内部に水が溜まって故障の原因になるため、安全装置が作動する仕組みになっています。

また、給湯器本体だけでなく、屋外の給水配管や給湯配管が凍結すると、同様にお湯が出なくなります。特に、北側の日陰になる場所や、風当たりの強い場所に設置されている配管は凍結しやすいです。配管が金属製の場合、プラスチック製に比べて熱伝導率が高いため、より凍結しやすい傾向があります。

凍結時の対処法

配管が凍結した場合、絶対にやってはいけないことがあります。それは、熱湯をかけることです。急激な温度変化で配管が破裂する危険性があります。金属やプラスチックは温度差によって膨張・収縮しますが、凍結している部分に熱湯をかけると、急激な膨張によって配管に亀裂が入ったり、接続部分が外れたりします。実際、凍結した配管に熱湯をかけて破裂させてしまい、解凍後に大量の水漏れが発生するというトラブルは毎年報告されています。

正しい解凍方法は以下の通りです。

  • 自然解凍を待つ(最も安全):気温が上がるのを待つのが最も確実で安全な方法です。朝方に凍結していても、昼過ぎには解凍されることがほとんどです。
  • タオルを巻いて、その上から30〜40度程度のぬるま湯をゆっくりかける:タオルは温度変化を緩やかにするクッションの役割を果たします。お湯は人肌程度の温度が理想的です。
  • ドライヤーの温風を当てる:配管に直接当てるのではなく、20〜30cm程度離して当てるのがポイントです。ドライヤーの温風は50〜100度程度なので、近づけすぎると配管を痛めます。
  • 使い捨てカイロを配管に貼り付ける:じわじわと温めるので、配管への負担が少ない方法です。

給湯器には凍結予防機能が付いていますが、この機能が働くには電源が入っている必要があります。凍結予防ヒーターや循環ポンプは、電源が入っていないと作動しません。長期間留守にする場合でも、冬場は給湯器の電源を切らないようにしましょう。電気代が気になるかもしれませんが、凍結予防機能の電気代は月に数百円程度で、配管破裂の修理費用(数万円〜十数万円)に比べればはるかに安いです。

凍結予防のポイント

  • 気温が下がる前日の夜に、蛇口から少量の水を出し続ける(鉛筆の芯くらいの太さ、毎分200ml程度)。流れている水は凍結しにくい性質があります。
  • 給湯器の電源は入れたままにしておく。これにより自動的に凍結予防運転が作動します。
  • 配管に保温材を巻く(特に露出している部分)。ホームセンターで販売されている配管用保温材は安価で効果的です。
  • 長期不在時は水抜き作業を行う。給湯器や配管内の水を完全に抜くことで、凍結を根本的に防げます。ただし、水抜き作業は手順が複雑なので、取扱説明書をよく読んで実施してください。
  • 給湯器カバーを設置する。風雪から給湯器を守り、凍結のリスクを減らします。

ガスメーターの安全装置が作動している

ガスメーターの安全装置と復帰ボタン部分

各家庭に設置されているガスメーター(マイコンメーター)には、高度な安全装置が内蔵されています。この装置が作動すると、ガスの供給が自動的に遮断されます。マイコンメーターは1990年代から順次導入が進められ、現在ではほぼすべての家庭で使用されています。このメーターは単にガスの使用量を計測するだけでなく、様々なセンサーを内蔵して異常を検知し、ガス事故を未然に防ぐ重要な役割を果たしているんです。

マイコンメーターが遮断する主なケースは以下の通りです。

  • 震度5以上の地震を検知した:地震による配管の破損やガス漏れを防ぐため、一定以上の揺れを感知すると自動的に遮断されます。これは阪神・淡路大震災での教訓から強化された機能です。
  • 普段より大量のガスが流れた:通常の使用量の2〜3倍のガスが流れると、ゴム管外れや配管破損を想定して遮断されます。例えば、複数のガス機器を同時に使用した場合などです。
  • 長時間連続してガスが流れた:コンロやストーブの消し忘れを想定し、一定時間(通常2時間程度)以上連続してガスが流れると遮断されます。ただし、給湯器のように長時間使用が正常な機器は、この制限から除外されています。
  • ガス圧力の異常低下を検知した:供給圧力が通常より大幅に低下した場合、ガス漏れや供給系統の異常を想定して遮断されます。
  • 微量なガス漏れを検知した:最新のマイコンメーターには、微小なガス漏れを検知する機能も搭載されています。

興味深いのは、ガスメーターの遮断状態でも、ガスコンロは使えることがあるという点です。これは、コンロの使うガス量が少ないため、メーターの遮断弁が完全に閉じていなくても少量のガスが流れてしまうケースや、復帰操作が不完全だったケースなどが考えられます。また、メーターには機器ごとの使用パターンを学習する機能があり、コンロは許可するが給湯器は遮断する、といった選択的な遮断が行われる場合もあります。これは高度なマイコン制御によって実現されている機能です。

ガスメーターが遮断されているかどうかは、メーター本体の表示ランプで確認できます。赤いランプが点滅している場合は遮断状態です。メーカーによって表示方法は異なりますが、多くの場合は赤色のLEDが点滅します。また、液晶画面に「ガス止」「遮断」などの文字が表示される機種もあります。

ガスメーターの復帰方法

ガスメーターが遮断された場合は、自分で復帰操作を行うことができます。これは特別な技術や資格が必要ない作業で、取扱説明書にも記載されている標準的な手順です。ただし、正しい手順で行わないと、ガス漏れなどの危険がありますので、慎重に実施してください。手順は以下の通りです。

  1. すべてのガス機器を止める:コンロの器具栓を閉じる、給湯器の運転スイッチを切る、ガスファンヒーターを止めるなど、家中のガス機器をすべて停止させます。使っていないガス栓も閉まっているか確認してください。
  2. ガスメーターの復帰ボタンのキャップを左に回して外す:キャップは手で回せるようになっています。硬い場合は無理をせず、ゴム手袋を使うと滑りにくくなります。
  3. 復帰ボタンを奥までしっかり押して、表示ランプが点灯したらゆっくり手を離す:ボタンは奥まで押し込む必要があります。「カチッ」という感触があるまで押してください。
  4. キャップを元に戻す:キャップを右に回して締めます。しっかり締まっていないと、雨水が浸入する可能性があります。
  5. 約3分間待つ:この間、マイコンメーターがガス漏れがないか自動的に確認しています。この3分間は絶対にガスを使用しないでください。使用すると、再び遮断されてしまいます。
  6. 3分経過後、赤ランプの点滅が消えていれば復帰完了:ランプが消灯し、通常の表示に戻れば、ガスが使用できる状態になっています。

復帰操作を行ってもすぐに遮断される場合や、ガス臭がする場合は、ガス漏れの可能性があります。その場合は、決して火気を使用せず、換気扇も回さず(スイッチの火花で引火する危険があるため)、窓を開けて自然換気し、屋外からガス会社に連絡してください。都市ガスの場合は各ガス会社の緊急連絡先、プロパンガスの場合は供給業者に連絡します。緊急連絡先はガスメーターや検針票に記載されています。

「お湯が出ない」ときガスはつく、水は出る状況の対処法

キッチンでタブレットを使い、給湯器トラブルの専門家とオンラインで相談している女性。タブレット画面には、給湯器のチェック項目や対処法を説明する専門家の顔とイラストが表示されている。

原因がある程度わかったところで、具体的な対処法を見ていきましょう。順番に確認していくことで、自分で解決できるケースも多いです。ただし、無理は禁物です。ガスや電気、水道といったライフラインに関わる作業は、誤った対処をすると重大な事故につながる可能性があります。専門的な作業が必要な場合は、必ず専門業者に依頼してください。自分でできる範囲と、専門家に任せるべき範囲を見極めることが重要です。

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リモコンと設定温度を確認する

まず最初にチェックすべきは、給湯器のリモコンです。意外と多いのが、単純な操作ミスや設定の問題だったというケースなんです。給湯器メーカーのサポートセンターに寄せられる問い合わせの中で、実際にはリモコンの設定を変更するだけで解決する案件が2割程度を占めているそうです。特に、家族の誰かが設定を変更したことに気づかず、故障と勘違いするケースが多いんですよね。

リモコンの電源状態

リモコンの電源が入っているか確認しましょう。画面が真っ暗な場合は、電源が切れている、またはブレーカーが落ちている可能性があります。最近のリモコンは液晶画面で様々な情報を表示するようになっていますが、電源が入っていないとまったく表示されません。運転スイッチを押しても反応がない場合は、後述する電源周りのチェックに進んでください。また、リモコンの電池が切れている場合(電池式のリモコンの場合)も、表示が消えることがあります。

給湯温度の設定

設定温度が低すぎることで、お湯として感じられない場合があります。特に冬場は、配管内の水が外気で冷やされているため、設定温度が38度や40度では、蛇口から出るときには冷たく感じることもあります。給湯器から蛇口までの配管距離が長い場合、その間に熱が奪われて、実際の湯温が設定より5〜10度低くなることもあるんです。

試しに設定温度を42〜45度くらいまで上げてみてください。それでもぬるい、または冷たい水しか出ない場合は、給湯器自体が燃焼していない可能性が高いです。給湯器が正常に燃焼しているかどうかは、リモコンの燃焼ランプ(炎のマークなど)が点灯しているかで確認できます。お湯を出している時に、このランプが点灯していなければ、燃焼していないということです。

また、夏場と冬場では必要な設定温度が異なります。夏場は水道水の温度が15〜25度程度あるため、40度設定でも十分快適なお湯が出ますが、冬場は水道水の温度が5〜10度まで下がるため、同じ40度設定では体感的にぬるく感じることがあります。季節に応じて設定温度を調整することも大切です。

優先スイッチの確認

台所と浴室にそれぞれリモコンがある場合、優先スイッチの設定に注意が必要です。優先権を持っているリモコンでのみ温度設定ができる仕様になっているため、浴室側で「優先」が押されていて、なおかつ低温に設定されていると、台所でいくら温度を上げようとしても変更できません。これは、家族の誰かが入浴中に台所で熱湯を使ってしまい、浴室のお湯が急に熱くなって火傷するという事故を防ぐための安全機能です。

どちらのリモコンが優先になっているか確認し、必要に応じて優先権を切り替えて温度設定を変更してみましょう。優先権の切り替えは、通常、リモコンの「優先」ボタンを押すだけで簡単にできます。優先になっているリモコンには「優先」の表示が点灯します。家族間でのトラブルを避けるため、「台所で料理に使うときは台所を優先にする」「入浴時は浴室を優先にする」といったルールを決めておくと良いでしょう。

リモコンの表示が正常で、エラーコードも出ていないのにお湯が出ない場合は、リモコンと本体の通信異常や、リモコン自体の故障も考えられます。リモコンと給湯器本体は電気信号で通信していますが、この配線が断線していたり、接触不良を起こしていたりすると、リモコンの操作が本体に伝わりません。この場合は専門業者による点検が必要です。

エラーコードから原因を特定する

リモコンにエラーコードが表示されている場合は、それが故障箇所を教えてくれる重要な情報です。エラーコードの意味を理解することで、自分で対処できるか、業者を呼ぶべきか判断できます。エラーコードは給湯器の自己診断機能の結果であり、いわば給湯器からの「SOS信号」です。このコードを正しく読み解くことで、適切な対応が可能になります。

エラーコード111(点火不良)への対処

このエラーは「点火動作を行ったが、炎を検知できなかった」ことを意味します。給湯器は点火操作を複数回(通常3〜5回)試みますが、それでも炎が検出できない場合にこのエラーを表示します。ガスコンロは使えるのにこのエラーが出る場合、以下を確認してください。

  • 給湯器専用のガス栓が開いているか:ガス栓のレバーが配管と平行になっていれば「開」、垂直になっていれば「閉」です。
  • 台風や豪雨の後ではないか:湿気による一時的な点火不良の可能性があります。給湯器内部に水分が浸入すると、点火プラグの絶縁性が低下してスパークが弱くなったり、電装基板が結露したりして、一時的に点火しなくなることがあります。
  • 排気口が塞がれていないか:外壁に近い場合、物が置いてあったり、ビニール袋が吸い付いていたり、鳥の巣ができていたりしないか確認してください。排気が妨げられると、燃焼に必要な酸素が不足して点火できません。
  • 強風が吹いていないか:台風や強風時は、風圧によって排気が逆流し、点火しにくくなることがあります。

一時的なエラーの場合、リセット操作で復旧することがあります。リモコンの運転スイッチを一旦「切」にし、10秒ほど待ってから再度「入」にしてみてください。給湯器のマイコンがエラー状態をクリアし、再度点火動作を試みます。1回のリセットで復旧しない場合は、2〜3回繰り返してみても良いですが、それでもダメな場合は、ハードウェアの故障の可能性が高いです。

それでもエラーが再発する場合は、点火プラグの故障やガスバルブの不具合など、部品交換が必要な故障の可能性が高いです。点火プラグは経年劣化で電極が摩耗したり、汚れが付着したりして、スパークが飛ばなくなることがあります。ガスバルブ(電磁弁)は、電気信号を受けてガスの流路を開閉する部品ですが、これが故障すると、信号を受けてもガスが流れなくなります。

エラーコード140(過熱防止装置作動)への対処

このエラーは非常に重要な警告です。給湯器内部の温度が異常に上昇したことを示しており、安全装置が作動して運転を停止させています。これは火災や一酸化炭素中毒などの重大事故を防ぐための最終的な安全機構が働いた状態で、極めて危険な兆候です。

原因としては以下が考えられます。

  • 温度ヒューズの断線:温度ヒューズは、異常高温を検知すると物理的に回路を遮断する一度きりの安全装置です。これが作動した場合は、ヒューズの交換だけでなく、なぜ高温になったのかの原因究明が必須です。
  • 熱交換器の目詰まりによる熱効率低下:熱交換器内部にスケールやススが堆積すると、熱を水に伝えられなくなり、熱交換器自体が過熱します。
  • 水量不足:水抜き栓フィルターの詰まりや給水圧力の低下により、十分な水が流れないと、少ない水を加熱しすぎて過熱状態になります。
  • 循環ポンプの故障:追い焚き機能付きの給湯器で、循環ポンプが故障すると、水の循環が止まって局所的に過熱します。

このエラーが表示された場合は、決してリセット操作を繰り返さず、すぐに専門業者に連絡してください。無理に使用を続けると、火災や一酸化炭素中毒などの重大事故につながる危険性があります。過熱防止装置が作動するということは、給湯器が設計上想定された安全範囲を超えて動作しているということで、放置すれば確実に重大な故障や事故につながります。

エラーコード888(点検時期お知らせ)

このコードは故障ではなく、使用開始から約10年が経過したことを知らせる警告です。このエラーが出てもすぐにお湯が出なくなるわけではありませんが、メーカーの法定点検(あんしん点検)を受けることをおすすめします。これは、特定保守製品に指定されている給湯器について、消費生活用製品安全法に基づいて設けられている制度です。

10年を超えた給湯器は、いつ故障してもおかしくない状態です。統計的にも、10年を超えると故障率が急激に上昇することがわかっています。冬場に突然壊れて困らないよう、計画的な交換を検討するタイミングと考えましょう。特に、これからの季節が冬に向かう時期であれば、早めの対応が賢明です。真冬にお湯が出なくなると、日常生活に大きな支障が出るだけでなく、給湯器の需要が集中するため、交換工事までに時間がかかることもあります。

エラーコード888の解除について

このエラーは、メーカーによる法定点検を受けることで解除されます。ユーザー自身で解除する方法は、安全上の理由から公開されていません。点検費用は機種によって異なりますが、通常1万円〜2万円程度です。点検の結果、部品交換が必要な場合は別途費用がかかりますが、重大な不具合が見つかることも多いので、受けておく価値は十分にあります。

ブレーカーと電源コンセントを確認

給湯器はガスで加熱しますが、電気で制御されています。そのため、電源系統のトラブルでもお湯が出なくなります。給湯器の制御系統には、マイコン、各種センサー、電磁弁、点火装置、循環ポンプ、ファンモーターなど、多くの電気部品が使用されており、これらが正常に動作するには安定した電源供給が不可欠です。

分電盤のブレーカー確認

分電盤を開いて、給湯器専用のブレーカーが落ちていないか確認してください。「給湯」「給湯器」「ボイラー」などと書かれたブレーカーがあるはずです。落ちている場合は上げてみて、お湯が出るか確認しましょう。ブレーカーが落ちる原因としては、給湯器の消費電力が瞬間的に上がった場合(点火時やファンモーター起動時)、雷サージによる過電流、給湯器内部でのショートなどが考えられます。

ブレーカーを上げてもすぐに落ちる場合は、給湯器内部でショートしている可能性があります。これは電装基板の故障や、配線の絶縁劣化、水の浸入による漏電などが原因で発生します。この場合は絶対に無理にブレーカーを上げ続けず、専門業者に点検を依頼してください。ショート状態でブレーカーを上げ続けると、火災の危険性があります。

また、給湯器専用のブレーカーだけでなく、主幹ブレーカー(大きなブレーカー)が落ちていないかも確認しましょう。主幹ブレーカーが落ちている場合は、家全体の電気が使えなくなっているはずなので、すぐに気づくと思いますが、念のため確認してください。

給湯器本体の電源コンセント

給湯器本体には電源プラグがあります。屋外設置の場合、外壁にある防水コンセントに接続されていることが多いです。このプラグが抜けていないか、またはゆるんでいないか確認しましょう。プラグがゆるんでいると、接触不良で電源が不安定になり、給湯器が正常に動作しないことがあります。

コンセントが濡れている、変色している、焦げた跡があるといった場合は、接触不良や漏電の危険性があります。そのような場合は触らずに電気工事業者に相談してください。無理に使用を続けると、感電や火災の危険があります。屋外コンセントは防水仕様になっていますが、経年劣化でパッキンが劣化すると、内部に水が浸入することがあります。

また、給湯器の電源プラグは、通常のコンセントとは異なり、アース端子が付いています。このアース線が外れていないかも確認してください。アース線は漏電時に電流を地面に逃がす重要な安全装置です。

電源リセットの方法

給湯器のマイコンに一時的な誤作動が起きている場合、電源のリセットで復旧することがあります。コンピュータやスマートフォンと同じように、給湯器のマイコンも稀に誤動作を起こすことがあり、電源を一度切ってメモリをクリアすることで正常に戻ることがあります。以下の手順で試してみてください。

  1. リモコンの運転スイッチを「切」にする:まずは正規の手順でシャットダウンします。
  2. 給湯器本体の電源プラグをコンセントから抜く:プラグを抜く際は、コードを引っ張らず、プラグ本体を持って抜いてください。
  3. 1分ほど待つ:マイコン内のコンデンサに蓄積された電荷が完全に放電されるまで待ちます。短すぎるとリセット効果がありません。
  4. 電源プラグを差し込む:しっかりと奥まで差し込んでください。
  5. リモコンの運転スイッチを「入」にする:給湯器が起動して、初期化動作を行います。

電源プラグを抜き差しすると、時計設定や温度設定の記憶などがリセットされることがあります。機種によっては、学習機能によって最適化された燃焼パターンなどもリセットされる場合があります。復旧後に時刻設定や温度設定を確認し、必要に応じて再設定してください。

修理か交換かの判断基準

給湯器が故障している場合、修理するか交換するかの判断は重要です。費用面だけでなく、今後の安全性や使い勝手、ランニングコスト、環境への配慮なども考慮する必要があります。この判断を誤ると、修理費用を支払ったのにすぐに別の箇所が故障して、結局交換することになり、無駄な出費になってしまうこともあります。

判断に迷ったときは、現地調査お見積り無料の「街角給湯相談所」に相談してみるのも一つの手です。最短30分で訪問してくれて、給湯器の状態を詳しく診断した上で、修理と交換のどちらが適切か丁寧にアドバイスしてくれます。押し売りではなく、本当にユーザーにとって最適な選択肢を提案してくれるので安心ですよ。

使用年数による判断

最も重要な判断材料は使用年数です。給湯器の使用開始時期は、本体に貼られた銘板や、取扱説明書、購入時の書類などで確認できます。

7年未満の場合は、基本的に修理での対応がおすすめです。まだ部品の供給も安定しており、修理費用も比較的抑えられることが多いです。特にメーカー保証期間内(通常1〜2年、延長保証に加入している場合は5〜10年)であれば、無償修理の対象になる可能性もあります。保証書や購入時の書類を確認して、保証期間内であればメーカーに連絡しましょう。ただし、保証には条件があり、使用者の過失による故障や、天災による故障は対象外となることが一般的です。

7〜10年の場合は、修理費用次第で判断が分かれます。修理費用が3万円以下であれば修理、それ以上かかる場合や複数箇所に不具合がある場合は交換を検討したほうがいいかもしれません。なぜなら、一箇所修理しても、すぐに別の箇所が故障する「連鎖故障」のリスクが高まるからです。給湯器の各部品は同時期に劣化が進むため、ある部品が寿命を迎えているということは、他の部品も近い将来故障する可能性が高いということです。

10年以上の場合は、原則として交換がおすすめです。部品の保有期間(メーカーが修理部品を保管しておく義務期間)が終了に向かうため、そもそも修理部品が手に入らない可能性もあります。法律では、製造終了後10年間の部品保有が義務付けられていますが、製造終了時期は機種によって異なるため、古い機種ほど部品入手が困難になります。また、熱効率の低下でガス代が余計にかかっていることも考えられます。10年前の給湯器と最新の高効率給湯器では、熱効率に10〜20%の差があることもあり、年間のガス代で1〜2万円の違いが出ることも珍しくありません。

修理費用の目安

修理費用の目安を把握しておくと、業者からの見積もりが適正かどうか判断しやすくなります。以下は2025年時点での一般的な相場です。

スクロールできます
修理内容費用の目安(税込)作業時間の目安
出張点検のみ5,000円〜10,000円30分〜1時間
水量センサー交換15,000円〜25,000円1〜2時間
点火プラグ交換10,000円〜20,000円1時間前後
電装基板交換30,000円〜60,000円1〜2時間
熱交換器交換40,000円〜80,000円2〜3時間
ガス電磁弁交換20,000円〜35,000円1〜2時間
循環ポンプ交換25,000円〜45,000円2〜3時間

これらはあくまで一般的な目安です。実際の費用はメーカーや業者、機種、設置状況によって異なります。特に、設置場所が高所にある場合や、作業スペースが狭い場合などは、追加の工事費用が発生することがあります。複数の業者から相見積もりを取ることをおすすめします。見積もりは無料で行ってくれる業者が多いので、3社程度から見積もりを取って比較すると良いでしょう。

また、修理費用には、部品代、技術料、出張費が含まれます。内訳を明確に説明してくれる業者を選ぶことが重要です。部品代だけ安くて、技術料が異常に高いといった業者には注意が必要です。

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交換する場合の費用

給湯器を交換する場合、機器本体代と工事費を合わせた総額で考える必要があります。2025年時点での目安は以下の通りです。

  • 給湯専用機(16〜24号):7万円〜15万円程度。シンプルな機能で、お湯を作るだけのタイプです。
  • 追い焚き機能付き(オート・フルオート):12万円〜25万円程度。浴槽のお湯を温め直したり、自動でお湯張りしたりできます。
  • 高効率給湯器(エコジョーズ):上記+2〜5万円程度。排気熱を回収して効率を高めた省エネタイプです。

エコジョーズは初期費用が高めですが、ガス代が年間で1〜2万円程度節約できるため、5〜7年で元が取れる計算になります。長期的に見れば経済的です。また、CO2排出量も約13%削減できるため、環境にも優しい選択です。

号数(給湯能力)については、家族構成に応じて選びます。16号は一人暮らし向け、20号は2〜3人家族向け、24号は4人以上の家族向けが目安です。ただし、同時に複数箇所でお湯を使う習慣がある場合は、家族が少なくても大きな号数を選んだほうが快適です。

また、自治体によっては高効率給湯器への交換に対する補助金制度がある場合もあります。お住まいの自治体のホームページで「給湯器 補助金」などのキーワードで検索してみてください。補助金額は自治体によって異なりますが、1〜5万円程度のところが多いです。

正確な費用は複数の業者から見積もりを取って比較することが大切です。業者によって価格に大きな差がある場合も珍しくありません。同じ機種でも、業者によって3〜5万円の価格差が出ることもあります。ただし、あまりに安すぎる場合は、工事の質や保証内容に問題がないか確認しましょう。アフターサービスや保証期間も重要な判断材料です。信頼できる業者は、工事後の定期点検や、万が一のトラブル時の対応なども含めて提案してくれます。

賃貸住宅での対応方法

賃貸住宅にお住まいの場合は、勝手に修理業者を呼ぶ前に、必ず大家さんまたは管理会社に連絡してください。これは非常に重要なポイントで、この手順を守らないと、後々トラブルになる可能性が高いです。賃貸借契約において、設備の修繕義務は通常、貸主(大家さん)にあるため、入居者が勝手に修理すると契約違反となる場合もあります。

まず管理会社・大家さんに連絡

賃貸物件の設備は基本的に大家さん(貸主)の所有物です。給湯器が故障した場合の修理・交換費用も、通常は大家さんが負担することになっています。これは、民法や借地借家法において、貸主には「使用収益させる義務」があり、生活に必要な設備を正常な状態に保つ責任があるためです。

勝手に業者を呼んで修理してしまうと、後から費用を請求できない可能性があります。また、管理会社や大家さんが提携している業者があり、そこを使わなければならない契約になっている場合もあります。必ず事前に連絡して、対応を確認しましょう。緊急時以外は、文書(メールやLINEなど)で連絡を残しておくと、後々のトラブル防止になります。

連絡する際は、以下の情報を伝えるとスムーズです。

  • いつからお湯が出なくなったか(具体的な日時)
  • ガスコンロは使えるか、水は出るか(他の設備の状況)
  • リモコンにエラーコードが表示されているか(表示されている場合はその番号)
  • 給湯器の使用年数(わかれば。本体の銘板に製造年月が記載されています)
  • 過去に同様のトラブルがあったか

管理会社の営業時間外の場合は、緊急連絡先に連絡します。多くの管理会社は、24時間対応の緊急連絡先を用意しています。賃貸借契約書や入居時の書類に記載されているはずなので、確認しておきましょう。

緊急時の対応

ただし、以下のような緊急性の高い状況では、先に対処してから報告することも許容される場合があります。生命や財産に関わる緊急事態では、迅速な対応が優先されます。

  • ガス臭がする:ガス漏れは爆発や一酸化炭素中毒の危険があるため、即座に対処が必要です。
  • 給湯器から水が大量に漏れている:階下への浸水被害を防ぐため、緊急対応が必要です。
  • 異常な音や煙が出ている:火災の危険性があるため、即座に使用を停止し、消防や専門業者に連絡が必要です。

このような場合は、安全確保が最優先です。ガス栓を閉め、必要に応じてガス会社の緊急連絡先(都市ガスの場合は各ガス会社の24時間受付、プロパンガスの場合は供給業者)に連絡してください。その後、速やかに管理会社や大家さんにも報告します。緊急対応にかかった費用については、後で管理会社や大家さんと相談することになりますが、生命や財産を守るための緊急措置であれば、通常は認められます。

入居者の過失の場合

もし給湯器の故障が入居者の過失によるものである場合(誤った使い方、故意の破損、適切な使用を怠ったことによる故障など)は、修理費用を請求される可能性があります。例えば、凍結防止のために給湯器の電源を入れておくよう指示されていたにも関わらず電源を切っていて凍結破損した場合や、定期的な水抜き栓清掃を怠ってフィルター詰まりから重大な故障に至った場合などです。ただし、通常の使用による経年劣化や故障であれば、基本的に貸主の負担となります。「通常の使用」の範囲については、国土交通省のガイドラインなどで一定の基準が示されています。

賃貸住宅で給湯器が故障した場合、必ず管理会社や大家さんに最初に連絡してください。勝手に業者を呼ぶと、費用負担でトラブルになる可能性があります。また、賃貸借契約の内容をよく確認し、設備の修繕に関する条項を理解しておくことも大切です。契約書には、どのような場合に入居者負担になるか、緊急時の対応方法などが記載されているはずです。

お湯が出ないがガスはつく、水は出るときのまとめ

お湯が出ないがガスはつく、水は出るときのまとめ

お湯が出ないがガスはつく、水は出るという状況について、原因と対処法を詳しく見てきました。最後にポイントを整理しておきましょう。この記事で解説した内容を理解しておくことで、実際にトラブルに直面したときも、落ち着いて適切に対応できるはずです。

この症状の主な原因は、給湯器本体の故障や寿命、水抜き栓フィルターの詰まり、凍結、ガスメーターの安全装置作動などです。まずは症状の範囲(一部の蛇口だけか、すべての蛇口か)を確認することが、原因特定の第一歩になります。この初期診断によって、問題が給湯器本体にあるのか、末端の水栓にあるのかを判断でき、適切な対処法や連絡先を決定できます。

自分でできる対処としては、リモコンの設定確認、フィルター清掃、ブレーカーの確認、ガスメーターの復帰操作などがあります。これらは特別な工具や技術を必要とせず、取扱説明書の手順に従えば安全に実施できる作業です。これらを試しても改善しない場合や、エラーコード140のような重大な警告が出ている場合は、迷わず専門業者に連絡してください。自己判断で無理に対処しようとすると、かえって状況を悪化させたり、安全上の問題を引き起こしたりする可能性があります。

給湯器の使用年数が10年を超えている場合は、修理よりも交換を検討したほうが、長期的には経済的で安全です。複数の業者から見積もりを取って、適正な価格で信頼できる業者を選びましょう。価格だけでなく、保証内容、アフターサービス、施工実績なども重要な判断材料です。口コミや評判も参考にすると良いでしょう。

賃貸住宅の場合は、必ず管理会社や大家さんに先に連絡することを忘れないでください。緊急時以外は、勝手に業者を呼ばないようにしましょう。

もし、ここまで読んでも解決しなかったり、不安な点が残る場合は、プロの力を借りるのが一番の近道です。

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