『久しぶりにお会いできて嬉しかったです』敬語の使い方｜適切な例文！

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」という表現は、ビジネスシーンや目上の方との会話で丁寧に再会の喜びを伝える際に活用できる敬語です。

しかし、日常的な挨拶以上に、このフレーズをどのように使えばより敬意が伝わるのか迷う方も多いでしょう。

本記事では、「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」の敬語表現を、シーンごとの適切な使い方や例文を交えてご紹介します。

相手に失礼のない丁寧な言い回しを身につけて、好印象を与えられるようになりましょう。

●「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」敬語表現の一覧表

敬語表現	使用場面	丁寧さのレベル	例文
久しぶりにお会いできて嬉しかったです	一般的な場面	基本	「久しぶりにお会いできて嬉しかったです。お元気でしたか？」
お久しぶりにお目にかかれ、嬉しく存じます	ビジネス、目上の人	丁寧	「お久しぶりにお目にかかれ、嬉しく存じます。ご多忙のところ、お時間をいただき感謝申し上げます。」
長らくご無沙汰しておりましたが、本日お会いできまして光栄でございます	フォーマルな場面	より丁寧	「長らくご無沙汰しておりましたが、本日お会いできまして光栄でございます。貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございます。」
お久しぶりにお目にかかれ、この上ない喜びでございます	非常にフォーマルな場面	最も丁寧	「お久しぶりにお目にかかれ、この上ない喜びでございます。本日は貴重なお時間を賜り、心より感謝申し上げます。」
再会できて光栄でございました	フォーマルな場面	丁寧	「長きに渡りご無沙汰しておりましたが、再会できて光栄でございました。」
またお目にかかれて幸いです	やや親しい間柄	やや丁寧	「またお目にかかれて幸いです。お変わりなくお過ごしでしたか？」
お会いできて誠に嬉しかったです	ビジネス、目上の人	丁寧	「本日は久方ぶりにお会いできて誠に嬉しかったです。貴重なお話を伺えて光栄でございます。」
お会いできたことに感謝します	フォーマルな場面	丁寧	「長らくお目にかかれず失礼いたしておりました。本日お会いできたことに感謝します。」
お目にかかれて誠に嬉しく存じます	目上の人、重要な取引先	非常に丁寧	「本日は久方ぶりにお目にかかれて誠に嬉しく存じます。ご多忙の中、お時間を頂戴し、重ねて御礼申し上げます。」
再びお目にかかれる機会を頂き、誠にありがとうございます	フォーマルな場面	丁寧	「長らくご無沙汰しておりました。再びお目にかかれる機会を頂き、誠にありがとうございます。」

『久しぶりにお会いできて嬉しかったです』敬語の意味

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」は、久しぶりに再会できた喜びを丁寧に伝える表現です。

ビジネスや目上の方との会話で、好意的な気持ちを礼儀正しく表現できます。

この表現を使う際の敬語や丁寧表現について、さらに詳しく見ていきましょう。

フレーズの基本的な意味

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」は、再会した喜びを伝える際に使われます。

相手に対する感謝や尊敬の気持ちを込めて述べることができ、丁寧な言い回しとして適しています。

このフレーズは、特にビジネスや目上の方とのやりとりで好まれる表現です。

再会の喜びを伝える際にぜひ活用しましょう。

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」の敬語表現

この表現は丁寧な敬語で、再会に対する喜びを礼儀正しく伝えることができます。

「お会いできて」の部分は謙譲語で、相手を立てる意味が込められています。

【例文】

ビジネスでの使用例

より丁寧な表現

・久しぶりにお目にかかれ、嬉しく存じます。

・長らくご無沙汰しておりましたが、本日お会いできまして光栄でございます。

・お久しぶりにお目にかかれ、この上ない喜びでございます。

メールでの使用例

件名：先日の面会について

田中様

お世話になっております。
鈴木でございます。

先日は長らくぶりにお時間を頂戴し、
誠にありがとうございました。

久方ぶりにお目にかかれ、
大変嬉しく存じました[2]。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願い申し上げます。

敬具

取引先との対話例

［取引先］「随分とご無沙汰しておりましたね。」

［返答例］

・本日は久しぶりにお目にかかれ、喜ばしい限りでございます。

・長らくお目にかかれず失礼いたしておりました。本日は大変光栄でございます。

・ご無沙汰しておりました。お会いできまして、この上ない喜びでございます。

これらの例文では、「お会いできて嬉しい」という気持ちを、より丁寧な敬語表現に変換しています。

特にビジネスシーンでは、相手との関係性や場面に応じて、適切な敬語レベルを選ぶことが重要です。

敬語を意識した言い換え

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」は、他にも丁寧な言い方に言い換えることが可能です。

「再会できて光栄でした」「またお目にかかれて幸いです」などが挙げられます。

【丁寧な言い換え表現の例文】

取引先へのお礼状

件名：先日の面会のお礼

山田様

お世話になっております。
佐藤でございます。

先日は貴重なお時間を頂戴し、
誠にありがとうございました。

長きに渡りご無沙汰しておりましたが、
再会できて光栄でございました。

ご多忙の中、お時間を頂戴し、
重ねて御礼申し上げます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

敬具

上司への感謝メール

件名：昨日の面談について

田中部長

お世話になっております。
鈴木でございます。

昨日は異動後初めてお目にかかれ、
誠に嬉しく存じました[2]。

また、貴重なご助言を賜り、
心より感謝申し上げます。

引き続きご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願い申し上げます。

鈴木

対面での会話例

［取引先との再会時］

・本日は久方ぶりにお目にかかれ、誠に光栄でございます。

・またお目にかかれて、この上ない幸せでございます。

・お会いできたことに、心より感謝申し上げます。

［同僚との再会時］

・お久しぶりでございます。再会できて大変嬉しく存じます。

・長らくご無沙汰しておりました。本日お会いできて光栄です。

・またお目にかかれる機会を頂き、誠にありがとうございます。

再会の喜びや感謝の気持ちを、シチュエーションに合わせて使い分けましょう。

このような丁寧な言い回しは、印象をより良くする助けになります。

目上の方への適切な表現

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」は、目上の方にも使える表現です。

さらに丁寧にする場合は、「お目にかかれて誠に嬉しく存じます」などが適しています。

【目上の方への丁寧な例文】

上司への挨拶

［部長との再会時］

・本日は久方ぶりにお目にかかれ、誠に光栄に存じます。

・ご無沙汰しておりました。再びお目にかかれ、この上ない喜びでございます。

・お久しぶりでございます。お会いできて誠に嬉しく存じます。

取引先へのメール

件名：先日の面会について

田中様

お世話になっております。
鈴木でございます。

先日は長らくぶりにお時間を頂戴し、
誠にありがとうございました。

久方ぶりにお目にかかれ、
光栄に存じます。

貴重なご助言を賜り、
重ねて御礼申し上げます。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願い申し上げます。

敬具

恩師との再会時

［挨拶例］

・先生、大変ご無沙汰しております。本日はお目にかかれて、誠に光栄でございます。

・長らくご無沙汰しておりましたが、このようにお会いできて、心より嬉しく存じます。

・お久しぶりでございます。再びお目にかかれますこと、感謝申し上げます。

目上の方への表現では、特に丁寧さを意識することで、相手への敬意が伝わります。

言葉遣いを一段階工夫して、さらに敬意を込めましょう。

丁寧な表現のポイント

丁寧な表現を使う際のポイントは、適切な敬語の使い分けにあります。

例えば、「お会いする」と「お目にかかる」など、相手の立場を考慮した表現が重要です。

丁寧な表現で相手に敬意を示すことが、良好な関係を築く一助となります。

再会の喜びを丁寧に伝え、相手に良い印象を与えましょう。

間違いやすい敬語の使い方

敬語表現には、よくある間違いやすい使い方がいくつかあります。

例えば「会わせていただきまして」や「お会いさせていただきまして」は、誤った表現です。

【誤った使用例と正しい表現についての具体例】

よくある間違い例と正しい表現

［誤った表現］

・お会いさせていただきまして、嬉しゅうございます。

・お目にかからせていただきまして、光栄でございます。

・お会いできさせていただき、ありがとうございます。

［正しい表現］

・お目にかかれまして、嬉しく存じます。

・お会いできまして、光栄でございます。

・お目にかかる機会を頂き、ありがとうございます。

メールでの誤用例

【誤】
件名：面会のお礼

田中様

先日は久しぶりにお会いさせていただきまして、
誠にありがとうございました。

【正】
件名：面会のお礼

田中様

先日は久しぶりにお目にかかれまして、
誠にありがとうございました。

謙譲語の重複例

［誤った使い方］

・お会いさせていただきましてお目にかかれまして

・お目にかからせていただきまして拝見させていただきまして

・お会いできさせていただきまして光栄でございます

［正しい使い方］

・お目にかかれまして

・お会いできまして

・お目にかかる機会を頂戴し

これらの例では、以下のような間違いが見られます：

1. 「お」と「させていただく」の重複
2. 謙譲語の不必要な重ね使い
3. 「できる」と「させていただく」の混在

正しい敬語表現では：

1. シンプルな謙譲表現を使用
2. 不必要な重複を避ける
3. 基本的な敬語ルールに従う

正しい敬語を使いこなすことで、丁寧さや相手への配慮が伝わります。

誤った表現を避けて、適切な敬語を心がけましょう。

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」敬語の使い方

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」は、ビジネスシーンでも丁寧に感謝を伝えられる表現です。

このフレーズを適切な場面で使うことで、礼儀正しい印象を与え、円滑なコミュニケーションに役立てることができます。

続いて、ビジネスシーンにおけるこの表現の具体的な使い方について解説していきます。

ビジネスシーンでの使用法

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」は、ビジネスでの再会を喜ぶ際に適した表現です。

会議やイベントでの再会後に使うと、礼儀正しさが伝わり、相手に良い印象を与えられます。

【ビジネスシーンでの使用例】

会議後のメール

件名：本日の会議について

山田様

お世話になっております。
鈴木でございます。

本日は久しぶりにお目にかかれ、
誠に嬉しく存じました。

ご多忙の中、貴重なお時間を頂戴し、
重ねて御礼申し上げます。

ご提案いただきました件につきまして、
早速社内で検討させていただきます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

敬具

セミナー後のお礼状

件名：セミナーご参加のお礼

田中様

お世話になっております。
佐藤でございます。

昨日のセミナーにご参加いただき、
誠にありがとうございました。

長らくご無沙汰しておりましたが、
再びお目にかかれ、大変光栄でございました。

次回のセミナーの詳細が決まりましたら、
改めてご案内させていただきます。

引き続きよろしくお願い申し上げます。

敬具

取引先訪問後の挨拶

［対面での会話］

・本日は久しぶりにお伺いさせていただき、誠にありがとうございました。

・長らくご無沙汰しておりましたが、本日お会いできて大変嬉しく存じます。

・定期訪問の機会を頂戴し、重ねて御礼申し上げます。

これらの例文では、ビジネスシーンに相応しい丁寧な表現を用いることで、相手への敬意と感謝の気持ちを適切に伝えています。

特に「お目にかかる」「光栄でございます」などの敬語を効果的に使用することで、より格調高い印象を与えることができます。

効果的な場面と例文

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」は、特に久しぶりに顔を合わせるビジネスの場で効果的です。

「またお会いできて本当に嬉しく思います」など、状況に応じた言い換えも役立ちます。

【効果的な使用例】

ビジネス会議後のメール

件名：先日の会議について

田中様

お世話になっております。
鈴木でございます。

先日は久しぶりにお目にかかれ、
誠に光栄でございました[1]。

半年ぶりの対面での打ち合わせとなり、
改めて直接お話できる喜びを感じました。

ご提案いただきました件につきまして、
早速検討させていただきます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

敬具

取引先訪問後のお礼状

件名：本日のご訪問について

山田様

お世話になっております。
佐藤でございます。

本日は長らくぶりにお会いでき、
誠に嬉しく存じました[2]。

ご多忙の中、貴重なお時間を頂戴し、
重ねて御礼申し上げます。

次回の訪問は来月を予定しております。
その際も何卒よろしくお願い申し上げます。

敬具

展示会での再会時

［挨拶例］

・一年ぶりにお目にかかれて、大変光栄でございます。

・再びお会いできる機会を頂き、心より嬉しく存じます。

・このような場でまたお目にかかれて、誠に幸せに存じます。

これらの例文を使い分けることで、状況に応じた対応が可能です。

相手に感謝の気持ちを伝え、心に残る挨拶をしましょう。

避けたい使用法

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」を使う際、気を付けるべき点があります。

例えば、頻繁に会っている相手や、距離を置くべき場面では適切でないこともあります。

適切な場面で使用することが、好印象を与える鍵となります。

相手の立場や状況に応じて、慎重に使い分けましょう。

メールでの適切な使い方

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」は、メールでも再会の感謝を伝える際に役立つ表現です。

再会後のお礼メールなどで使うことで、フォーマルな印象を強調できます。

【メールでの使用例】

取引先への感謝メール

件名：先日の面会のお礼

山田様

お世話になっております。
株式会社〇〇の佐藤でございます。

先日は長らくぶりにお目にかかれ、
誠に嬉しく存じました。

ご多忙の中、貴重なお時間を頂戴し、
重ねて御礼申し上げます。

ご提案いただきました件につきまして、
社内で早速検討を進めさせていただきます。

次回の面会の際には、具体的なご提案を
させていただければと存じます。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

敬具

上司への報告メール

件名：本日の面談について

田中部長

お世話になっております。
鈴木でございます。

本日は異動後初めてお目にかかれ、
大変光栄に存じました。

新部署での方針について、
貴重なご助言を賜り、感謝申し上げます。

ご指導いただきました点につきまして、
早速取り組ませていただきます。

引き続きご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願い申し上げます。

鈴木

セミナー講師へのお礼メール

件名：先日のセミナーについて

渡辺様

お世話になっております。
高橋でございます。

先日のセミナーでは、久しぶりに
お目にかかれ、誠に嬉しく存じました。

ご講演の内容は大変勉強になり、
早速実務に活かしていきたいと考えております。

次回のセミナーも、ぜひ参加させて
いただければと存じます。

今後ともご指導のほど、
よろしくお願い申し上げます。

敬具

これらのメール例では、以下のポイントを意識しています：

1. 冒頭で再会の喜びを丁寧に表現
2. 具体的な感謝の内容を明記
3. 今後の展望や予定についても言及
4. 結びの言葉で改めて丁寧さを示す

メールでの表現は、文字だからこそ伝わる丁寧さが重要です。

感謝の意を明確に伝え、メールでの印象をさらに良くしましょう。

プロフェッショナルな印象を与えるコツ

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」をプロフェッショナルに使うには、言葉選びや表現の工夫が鍵です。

例えば「再会できたことを光栄に存じます」と言い換えることで、より丁寧でフォーマルな印象を与えられます。

【プロフェッショナルな印象を与える表現例】

ビジネスメールでの使用例

件名：先日の面談御礼

田中様

お世話になっております。
株式会社〇〇の佐藤でございます。

この度は、長らくぶりにお目にかかる機会を
賜り、誠に光栄に存じます。

ご多忙の中、貴重なお時間を頂戴し、
重ねて御礼申し上げます。

ご提案いただきました件につきまして、
早速社内で検討を進めさせていただきます。

引き続きご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願い申し上げます。

敬具

取引先との会話

［初対面後の挨拶］

・本日は貴重なお時間を頂戴し、誠に光栄に存じます。

・ご多用の中、お時間を頂戴し、心より感謝申し上げます。

・このような機会を賜り、誠に恐縮でございます。

上司への報告

件名：本日の面談について

山田部長

お世話になっております。
鈴木でございます。

本日は異動後初めてお目にかかる機会を
賜り、誠に光栄に存じました。

ご指導いただきました内容につきまして、
早速取り組ませていただきます。

今後ともご指導ご鞭撻のほど、
よろしくお願い申し上げます。

鈴木

これらの例文では、以下のポイントを意識しています：

• 「光栄に存じます」という格調高い表現の使用
• 謙譲語と丁寧語を適切に組み合わせた表現
• 相手への敬意と感謝を明確に示す言葉選び
• ビジネスシーンにふさわしい格式ある文体

プロフェッショナルな印象を与えるには、丁寧な言葉遣いと敬意を忘れずに表現することが重要です。

この表現を使いこなして、円滑なビジネスコミュニケーションを図りましょう。

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」のQ＆A

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」敬語のまとめ

「久しぶりにお会いできて嬉しかったです」は、ビジネスの場や目上の方との会話で、再会の喜びと感謝の気持ちを丁寧に伝えるための表現です。

「お目にかかれて光栄です」や「再びお会いでき、幸せに存じます」といった言い換えも効果的です。

使用する際は、敬語の正しい使い方を意識し、謙譲語や丁寧語を組み合わせてプロフェッショナルな印象を与えましょう。